■インスリン注射

インスリンが膵臓から分泌されなくなった状態や、分泌されていても足りない状態では、体の外からインスリンを補う必要があります。
インスリンは経口で服用しても、ほとんどが分解されるため、インスリンを溶液にして皮下組織に注射するという方法をとらざるを得ません。

インスリン製剤は、一般的に以下の5種類に分類されます。

【超速攻型インスリン(Quick)】
注射後、数分以内に効果があらわれ、持続時間は約6時間で食前に注射します。

【速攻型インスリン(Rapid)】
注射後1時間以内に作用を開始し、持続時間は4~6時間と短く、ピークも2~3時間後になります。

【中間型インスリン(NPH)】
注射後2~4時間くらいで作用が開始され、ピークは4~10時間、持続時間は10~16時間と非常に持続時間があります。

【混合型インスリン】
中間型と速攻型インスリンが、あらかじめ混合されており、3:7の割合であったり、5:5であったりするのが一般的です。

【持続型インスリン】
注射後約6時間から作用が開始され、ピークは14~24時間ですが、持続時間が20~36時間もあります。
速攻型インスリンと組み合わせて、強化インスリン療法で用いられます。

また、インスリンを注射する部位は、一般的に上腕外側・腹壁・お尻・大腿部の上半分が好ましいとされています。